2008-01-01から1年間の記事一覧

占いの矛盾

占いの矛盾点を指摘してみよう。 「占いは演繹で絶対的に正しいものから導くから正しい。科学は帰納法で構成されているから絶対に正しいとは言えない」 次のような喩え話から考えると矛盾がわかりやすいかもしれない。 占い師 今占った結果では、問題を起こ…

時間の試練

「時間の試練にさらされて残ったものは本物だ」という考えは、本物として言い切っていいかどうかは別として、確かに真理に近づくための大切なあり方だと思う。しかし、正確には様々な反証にさらされて残ってきたというべきではないだろうか。それを拡大解釈…

前世はあるのか

霊魂については、科学で証明できないだけで実際に存在するという人がいる。たしかに霊魂はあるのかもしれないが、ないかもしれない。逆にあるという証明もできていない。だから「ないと証明できないのだから…」といって逆に存在すると主張するのもおかしな話…

定義の大切さ

占ったのはどの分野のことだろう。大物の定義は?科学ならノーベル賞を取ったということか?ノーベル賞をとって亡くならなかった人はどうなのか。政治なら大臣経験者を大物というのか。このように考えていくと、占いが当たったと言うためには事前に用語を定…

曖昧さで当たる

ある占いで、「今年は大物が引退あるいは亡くなると出た」とされたとする。検証と称して亡くなった人・引退した人の名前が挙げられ当たったような感じがする。また、「政治が混乱する」と言われ実際に選挙があってテレビで連日報道されていた。

責任持ってますか

代替医療という言葉がある。非常に守備範囲の広い言葉で、evidenceが蓄積され医療の仲間入りをしているものから、完全に胡散臭いものまで様々だ。医療行為として報酬を受け取るためには、様々な制約がある。ここではそういう法的な面は抜きにして純粋に効果…

占いは演繹か

占いは演繹だから正しく、科学は帰納法で構成されているから正しいとは限らないなどという人がいる。これは前半は完全に間違っていて後半は単なる難癖のように思える。 まず後半について考えてみよう。 科学については、様々な反証が出てきて今までの考えが…